誰でもできるひと手間レシピ[第2回]
文章テクニック
今回はコピーライターの下妻みどりさんに、文章を書く基本や、写真のコメントの付け方などを、簡単な例をあげてわかりやすく教えていただきました。
文章づくりのコツ
「禁句」を設定して、表現力アップ!
「日々の更新が、なかなか代わり映えしない」「おなじような商品紹介ばかりになってしまう」という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが「つい使っちゃう言葉」を「禁句」にすることです。「こだわり」「笑顔」「楽しみ」…いろいろありそうですが、これらをうっかり書きこみそうになった時に、ちょっと考えてみるのです。「何にこだわってるのだろう?」「いつ笑顔になったかな?」「どんな楽しみだろう?」すると、漠然としていたものに輪郭ができて、読む人の心に届きやすくなるのです。
わかりやすく、少なめに。
ホームページの文章を書く上で、特に押さえておきたいポイントは、「わかりやすく」+「少なめに」この2つです。「わかりやすく」には、まず、文章としてのわかりやすさや、日本語としての正しさがあります。ホームページは小説や詩集ではありません。伝えたいことを、できるだけ「やさしい(優しい/易しい)」ことばで書くこと。また、パソコンの中で描いて、それをそのままアップすることが多いからこそ、変換ミスや送り仮名の間違い、コピー&ペーストのミスがないか見直すことが大切です。どんなにスタイリッシュなページを作っても、これがあると台無しです(ユーザーの方のホームページをいくつか見せていただきましたが、けっこう『誤植』がありましたよ)。
もうひとつの「少なく」は、まず「文章の簡潔さ」です。誰の目にも同じに映る紙と違って、ホームページの文章は、一瞬で見渡せる「画面」が勝負です。ダラダラと長いものを書けば書くほど、スクロールする気は失せるというもの。感じの使い過ぎにも注意。すっきりとした文章を、なるべく少なく書く。多くなりそうなら、見出しを付けて分けるのもいいでしょう。
もうひとつの「少なく」は、まず「文章の簡潔さ」です。誰の目にも同じに映る紙と違って、ホームページの文章は、一瞬で見渡せる「画面」が勝負です。ダラダラと長いものを書けば書くほど、スクロールする気は失せるというもの。感じの使い過ぎにも注意。すっきりとした文章を、なるべく少なく書く。多くなりそうなら、見出しを付けて分けるのもいいでしょう。
コラムニスト:下妻 みどり 氏プロフィール
雑誌・広告のライターとして、数多くの文章やイラストの作成を手がける。テレビ番組制作にも携わり、主に長崎の歴史や文化を取材。
2011年、「長崎生活文化研究所トンビ軒」設立。あたらしい長崎論の展開と表現を目指す。著書「長崎迷宮旅暦(書肆侃侃房)」ほか。1970年生まれ。熊本大学文学部地域科学科卒。
2011年、「長崎生活文化研究所トンビ軒」設立。あたらしい長崎論の展開と表現を目指す。著書「長崎迷宮旅暦(書肆侃侃房)」ほか。1970年生まれ。熊本大学文学部地域科学科卒。