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<業種別>ホームページ改善のヒント
[第2回]建設関係(その2)

 今回は、前回に引き続き、建設・建築・設計事務所などの業種(以下「建設関係」)のホームページの改善方法についてまとめていきます。
 多くの人にとって、「家は一生で一番大きな買い物」であり、ホームページだけで家などが売れていくことはまずありません。家は、ネットショップのように買い物カゴで買う商品ではないですよね。ですから、「お客様はホームページでそういった大きな買い物の品定めをしている」ということを肝に銘じておいてください。
 
信頼と安心、そして実績が第一
 お客様の心情としては、安心して任せられる会社にお願いしたいものです。実績がまったく掲載されていない会社にはなかなか頼めません。
 ですから、ホームページには、施工実績など事例の紹介は必須のコンテンツです。皆さんのホームページを拝見すると、施工実績が上手に掲載されているところ、そうでないところさまざまです。まずはSeeDSなどで他社の事例を参考にして、施工実績を充実させていきましょう。
 
写真をきれいに
 建設関係に限ったことではありませんが、写真の質にも気を使った方がよいと思います。
 見栄えが悪い建築写真では、建築の技術力が劣っているように見えます(料理の写真の写りが悪いと美味しそうだと感じられないのと同じです)。
 家の外観や内装などは、お客様に理想の暮らしをイメージさせるような写真を掲載します。リフォームであればビフォーアフターなどを掲載しましょう。
 また、技術的な信頼性を実証する上で、建設業の許認可番号や資格者証なども実物の写真を掲載するとよいでしょう。
 
会社案内もしっかり
 お客様はホームページを見て、依頼する会社の信用度を推し計るものです。建設関係のホームページは特に資本金や、社屋、社長の顔などもホームページに掲載することが信用度の向上につながります。
 
安い価格であればその理由も
 家を購入する場合も、やはり価格は少しでも安いほうが良いですよね。
 ただ、お客様としては価格が安すぎると、手抜き工事なのではないかなど、逆に不安になる人もいます。
 ホームページで、安さをウリにするのであれば、その理由を明確に説明しましょう(例:特別に材木をカナダから直輸入している、など)。
 
購入までの不安を取り除き、ステップを踏んでもらう
 お客様にとっては高額の商品ですので、不安を徐々に取り除いていく必要があります。
 まずは資料請求してもらう、その後は無料体験や展示会に来てもらうなど、ホームページに仕組みを作ることで接触頻度をあげ、購入までのハードルを下げてもらうことが重要です。
 
お客様は営業が嫌い!?
 家は販売する側としても単価が高いので、ついつい営業に力が入ってしまうものですが、営業を嫌がるお客様が多いことも事実です。
 「営業されるので、問い合わせをしにくい」というお客様の不安を軽減するため、ホームページの中で皆さんの会社の親しみやすさ、相談のしやすさを前面に出すとよいでしょう。
 私は、ホームページ上で「当社は営業しませんよ」と宣言するのも「アリ」だと思います。
 
補助金情報なども掲載する
 家を購入する際などに、お客様にとってあると助かるのが、自治体などの補助金情報です。
 補助金は、自治体によっても制度が異なりますが、リフォーム、バリアフリー、エコ関係など様々なものがあり、お客様のメリットになる補助金などを掲載すると、お客様目線の親切なホームページになります。

 さて、今回も建設業に関する内容で書きましたが、いかがでしたでしょうか?
 次回は「製造業」です。お楽しみに!!
 

コラムニスト:赤坂 行広 氏プロフィール

赤坂 行広
赤坂 行広
[Yukihiro Akasaka]
SEOコンサルタント
リーフコンサルティング株式会社 代表取締役

http://www.leaf-consulting.com/
経済産業省認定 ミラサポ 登録専門家
長崎県商工会連合会 エキスパートバンク登録専門家
1973年長崎県長崎市生まれ。
民間会社で営業職を経験後、商工会の経営指導員として12年間、中小企業の経営指導に携わる。その後、SEOコンサルタントとして独立開業。
具体的なサイト改善方法を提案するコンサルティングや、簡単にできるSEO対策は、誰でもすぐに実践できて、わかりやすいと定評がある。

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