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<業種別>ホームページ改善のヒント
[第3回]製造業

 今回のコラムは、製造業のホームページの改善方法にスポットをあててお話していきます。
 さて、一般的な製造業の場合は、「B to C」でなく「B to B」を意識する必要があります。
 つまり、一般ユーザー向けのホームページというよりは、企業担当者向け、技術者向けに作った方がよいと思います。
 
専門用語を多く入れる
 今までのコラムでは、ホームページはすべての人にわかりやすく、「専門用語はなるべく使わないように」とお話してきました。しかし、製造業の場合は、逆に、多少専門的な用語を使った方がよいと言えます。
 例えば、型式、形状、材質、加工方法で悩んでいるユーザーは、「○○の材質で、○○の加工をしてくれるところはないだろうか」「○○というメーカーの○○という機種の修理を頼みたい」などと、いわゆる一般のユーザーが検索しない専門的なキーワードで検索をしてくる可能性があるのです。
 また、専門用語があることで、皆さんの会社がその業界に特化した専門的立場であることをより明確化することができます。
ただし、今までどおり、あくまでユーザー視点で記事を書くことが大切です。
 「どのような悩みを持っている人が、どのようなキーワードで検索してきて、それに対してどのようなサービスを提供できるのか」を考えて記事を書くことが基本です。
 
会社の確認用として基本をおさえる
 製造業のホームページは、会社案内としての役割も重要です。
 会社はどこにあるのか、実在する企業なのか、どのくらいの生産能力や設備があるのか、といった基本的な情報提供はきちんと掲載しましょう。
 
技術力(他社との差別化)は必須
 今までのコラムでも書いてきたことですが、ホームページでは自社の技術力や専門性を強調する必要があります。なるべく図や写真などを交えて詳しく記載してください。
 また、皆さんの会社の技術力や実績を裏付ける資料も重要です(特許・ISO取得状況などや専門情報誌からの取材など)。
 もし、あまりにもホームページの内容が専門的で難しすぎるようですと、文章の途中にワンポイントで挿絵などを入れると効果的です。ホームページの内容が多少難しくても、より伝わりやすくなります。
 
英語対応も必要では?
 海外からも注目されるような特別な技術をお持ちの企業であれば、ホームページに英語表記を併記するか、外国語版のホームページを別に準備した方がよいかもしれません。
 世界中から必要な部品を探している企業もありますので、引き合いがある可能性があります。
 
製品情報は、最新の情報を記載
 製品などの情報は、まさに日進月歩で変わっていきますので、ホームページも常に最新で正確な情報の掲載を心がけましょう。
 ホームページを古い内容のまま記載していますと、お客様は「今頃こういう技術を出しているのか」などと、皆さんの会社のホームページだけで判断して、他社のホームページに移ってしまうこともありえます。
 また、特に仕様や価格の変更時などは、後々トラブルになることもありますので、掲載内容のチェックは怠らないようにしてください。

 今回は、製造業にスポットをあててお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
 製造業の場合は、ちょっと他業種のホームページとは異なった趣旨になるのかなと思います。
 次回は「不動産業」です。お楽しみに!!
 

コラムニスト:赤坂 行広 氏プロフィール

赤坂 行広
赤坂 行広
[Yukihiro Akasaka]
SEOコンサルタント
リーフコンサルティング株式会社 代表取締役

http://www.leaf-consulting.com/
経済産業省認定 ミラサポ 登録専門家
長崎県商工会連合会 エキスパートバンク登録専門家
1973年長崎県長崎市生まれ。
民間会社で営業職を経験後、商工会の経営指導員として12年間、中小企業の経営指導に携わる。その後、SEOコンサルタントとして独立開業。
具体的なサイト改善方法を提案するコンサルティングや、簡単にできるSEO対策は、誰でもすぐに実践できて、わかりやすいと定評がある。

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