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<業種別>ホームページ改善のヒント
[第5回]介護福祉業

 今回は介護・福祉サービス業のホームページ改善についてまとめています。皆さまのホームページ改善のちょっとしたヒントになれば幸いです。
 
求人に困っていませんか?
 介護・福祉サービス業では、慢性的に職員さんが少なく、常に求人を募集している状況が続いていると聞いています。皆さまの職場でも、求人は頭を痛めている問題ではありませんか?
 そうした際は、求人情報誌や求人情報サイトなどで募集するほかに、自身のホームページにも求人情報のページを追加しておきましょう。
 求人情報のページがあることで、求人情報を探している方が、皆さまのホームページにたどり着くこともあります。
 そこで、より集客効果を高めるために、皆さまの職場が求人しているということを「そのページのタイトル」に入れておくことが重要です。
 閲覧者はトップページからのみホームページに入ってくるのではなく、個別ページからも入ってきます。個別ページにも魅力的なタイトルをつけることで、検索エンジンからのクリック率は向上します。
 求人情報のページタイトルには、「地域名」「福祉」「介護サービス」「転職情報」「求人情報」「急募」などのキーワードを入れることをおすすめします。
 
「求職者は何を求めているのか?」を考える
 求人情報を探している方は、待遇はもちろん、どういう仕事をするのか、他の施設と比べてどう違うのかを知りたがっています。閲覧者が何を知りたいのかを考えて記事を書きましょう。
 また、どういった職場の雰囲気か不安に感じる人も多いので、実際に働いている先輩スタッフの顔やインタビューなどもあると、安心して応募ができると思います。
 私のクライアントさんでは、「施設の日々の活動を綴ったブログを見て、“安心できる施設だと感じた”という理由で応募があった」というケースをよく聞きます。
 
施設の様子や写真を掲載しましょう
 明るく楽しそうな写真をいっぱい掲載しましょう。施設を利用される方、施設利用を決める方、求職者ともに安心感を与えることが重要です。
 代表者やスタッフさんや入居者の方の「笑顔が見えること」で、温かみのあるホームページになり、お客様の不安を少しでも取り除くことができるのではないでしょうか。
 
選ばれる理由を書く
 前回のコラム記事と同様になりますが、ホームページでは、他施設と比べて何が違うのかを明確にアピールする必要があります。
 基本理念や、スタッフ・施設利用者の方の楽しい雰囲気、イベントや施設の充実度など、数ある施設の中で、「他と何が違うのか」を改めて考えていただき、ホームページに掲載するようにしてください。
 
施設見学、体験メニューを強調する
 お客様は施設の利用にあたり、どういった施設なのか実際に見ないと不安なので、そうした障壁を低くするための施設見学や体験メニューを充実させることは重要です。
 ホームページでは、見学会や体験プランなどの情報を目立つところに配置すると良いと思います。
 
「利用者の声(お客様の声)」は必須
 お客様は、施設側からの情報だけでなく、実際に施設を利用されている方の評判や口コミを聞きたいと思います。
 お客様と同じ立場や環境にある「利用者の声(お客様の声)」があると安心ですね。

 さて、今回は介護・福祉サービス業界に特化してお話してみましたが、いかがでしたか?
 これまでいろいろな業種に特化してお話してきましたが、ホームページ改善の基本線はどの業種でも同じです。
 最後に、全体のまとめとして、ホームページは、自社の書きたいことを書くのではなく、常にユーザー目線で、ユーザーが知りたいこと、ユーザーの不安を取り除くようなホームページにしていくことが一番重要です。
 今回で本コラムは終了となります。長い間のご精読どうもありがとうございました!
 

コラムニスト:赤坂 行広 氏プロフィール

赤坂 行広
[Yukihiro Akasaka]
SEOコンサルタント
リーフコンサルティング株式会社 代表取締役

http://www.leaf-consulting.com/
経済産業省認定 ミラサポ 登録専門家
長崎県商工会連合会 エキスパートバンク登録専門家
1973年長崎県長崎市生まれ。
民間会社で営業職を経験後、商工会の経営指導員として12年間、中小企業の経営指導に携わる。その後、SEOコンサルタントとして独立開業。
具体的なサイト改善方法を提案するコンサルティングや、簡単にできるSEO対策は、誰でもすぐに実践できて、わかりやすいと定評がある。

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