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訪日客をがっちりキャッチ!?
インバウンドの基礎知識(第5回)

インバウンド成功事例
Hello everyone. 皆さんこんにちは、ディーエスブランドの清水と申します!
 
本コラムでは、訪日観光客が増えている昨今、ホームページを使ってPRしていくコツや、実際の対応面でのTips(秘訣)などを紹介してまいります。

前回前々回では、中国の検索事情や韓国の検索事情について簡単に紹介いたしました。

今回は、少し趣向を変えましてインターネットでのインバウンド獲得で既に成果をだされているお客様の事例を動画インタビューとあわせて紹介いたします。

訪日動向について振り返り

事例の紹介に先立ち、簡単にこれまでの訪日動向を振り返ってみましょう。
訪日観光客を増やすことを主眼に日本に観光庁が設立されたのは2008年10月、今から約8年前でした。しかし同年にはリーマンショックによる世界的な経済の落ち込みがあり、2011年には日本では東日本大震災が起こるなど、実際には観光庁設立後数年は訪日客数はさほど伸びませんでした。

その後、政府による海外へのクールジャパンプロモーションなどが奏功し、実際に訪日客が増え始め1,000万人を超えたのが2013年。続いて円安やビザの発給緩和などの後押しがあり、観光客の爆買いなども大きな話題となりつつ訪日観光客が順調に増え続け、2016年10月の時点で訪日客はついに2,000万人を超えました(2016年1年間としては約2,400万人)。訪日客数はここ3~4年で急速に伸びました。
 
政府は2016年3月の関連会議で、訪日外国人観光客数の目標人数を倍増させ、2020年には4,000万人、また2030年には6,000万人とする事を決めました。宿泊施設の数やその他インフラの状況を考えると少し頑張りすぎのような気もしますが、2016年までの好調な推移や、昨今の海外からの日本ブームの状況、2020年の東京オリンピック開催を加味してみると、4,000万人ならば達成できそうな気がしてきます。
※観光庁の訪日外国人数統計より、2016年は国交省速報値。2020年は政府目標値

「中込農園」様について

今回紹介する、山梨県の観光農園『中込農園』様は、実は観光庁が2014年観光業界向けに作成したインバウンドのブランディングガイドブックに、星野リゾート・ニセコリゾート観光協会・JR九州・日光江戸村・飛騨高山市と共に先進事例の中の1社として紹介されています。

事例として選ばれた理由は、インターネット黎明期の1995年頃よりフルーツ狩りのPRをネットで始めて、続けて英語での情報発信による外国人の方に向けても山梨で食べるフルーツの美味しさをPRを行い、多くの外国人観光客に知られる存在であったためです。
英語でも表記しているフルーツ狩りの看板
香港の学生と引率の先生(※左が中込氏)
様々なフルーツとフルーツ狩りを楽しむお客様(HPより)
山梨の甲府の少し先、言い方は少し悪いですが、南アルプス市という外国人の方にとって決してアクセスが良いとは言えない場所で、中込農園はどういった考え方や取組みにより集客に繋げていったのでしょうか?
あるいは訪日客にとってどういった情報が、惹きつけられる要因となるのでしょうか?

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