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訪日客をがっちりキャッチ!?
インバウンドの基礎知識(第6回/最終回)

手製のマニュアルを配布し説明

外国の方が農業体験に入る前に、日本での生活全般について守ってほしいことーー布団を干す習慣や、靴を脱ぎ揃える習慣、作業の度に手を洗い清潔に保つなどを記載したマニュアルを配布して詳しく説明しています。(以前、敷布団を洗濯機で洗おうとした外国の方がいたそうです)
園主の中込さん曰く、『トラブルや行き違いはゼロにはならないが、その都度気づいた点を試しながら私なりに具体的に行動しています。政府の4000万人の受入目標や活動は良いことですが、一方で観光庁側でも訪日客の集客促進と並行して、日本ならではの独特のマナーも海外の方に理解しやすいよう、より積極的に発信してほしいと窓口の方にいつもお願いしています』とのこと。
※海外のボランティアメンバーとのスナップショット(中央が園主の中込さん)

まとめ

中込農園様では、蓄積した経験から農園でのトラブルを防ぐマナーの伝達の仕方として、なるべく事前に、それも相手にもわかる節目のタイミングや場所での伝達を心がけられています。
 
「面倒臭さを感じた何割かのお客様」は逃してしまうかもしれませんが、日本に興味があり独自の体験を本当に楽しみたいと考えている方々にとっては、日本のマナーも含めて楽しむ豊かな旅行体験ができるのかもしれませんね。
 
最後に中込様よりいただいたメールを紹介いたします。
 清水さま
 
これまで膨大な数のファームステイと果物狩りの外国からの観光客を受け入れてきましたが、日本のどこが気に入っているかをまとめました。
 
 1. security(安全性)
 2. cleanliness(清潔さ)
 3. hygiene(衛生面)
 4. people(人柄)
 5. food(食べもの)
 6. high-quality(品質)
 7. technology(テクノロジー)
 8. scenery(風景)
 9. Onsen(温泉)
 10. Japanese manner(日本のマナー)
 
上記10点をほとんどの訪日外国人が高く評価しています。
 
中込
 
以上、6回にわたり掲載をしてまいりましたインバウンドコラムは今回でいったん終了となります。私の拙い文章と内容でお役に立てたかどうか不安でありますが、皆さまのインバウンド対応や海外とのお客様との交流がうまく行くことをお祈りいたします。
 
ありがとうございました。
 
▼▽ ワンフレーズ英会話 ▽▼
「立山公園の桜がちょうど満開です」
The cherry blossom in Tateyama Park is in full bloom.
(ザ チェリー ブロッサム イン タテヤマ パーク イズ イン フル ブルーム)
<引用元>長崎市ちょこっと外国語講座

Author

Yoichiro Shimizu
Board director  DS BRAND CO., LTD.
11年前、東京からUターン/長崎在住 長崎西高出身
旅行、ドライブ、映画、読書、漫画、犬好き。
「温故知新」長崎検定にチャレンジしたいです!

 

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