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インバウンドの基礎知識
第3回 中国の検索事情(検索エンジンについて)(2/3)
中国の検索事情
本題の中国の検索事情ですが「中国」は中国本土、香港、台湾と地域によって状況が異なります。
国または地域 | 人口 | 推定ネットユーザー数 |
中国 本土(北京、上海ほか) | 約13億7856万人 | 7億2143万人 |
香港<中国特別行政区> | 7167万人 | 5751万人 |
台湾 | 2346万人 | 1966万人 |
internetworldstats.comの2016年6月のデータを引用(PC、モバイル端末利用ユーザー)
中国本土では圧倒的な人口の多さから、推定ネットユーザーも7億を超えた大きな市場になっています。
一方で香港・台湾はネットのインフラ整備が進んでいるため、人口に比べネットユーザー数が多い市場になっています。
一方で香港・台湾はネットのインフラ整備が進んでいるため、人口に比べネットユーザー数が多い市場になっています。
使用される文字
通常使用される漢字が、中国本土と、香港・台湾で異なります。
中国本土では識字率を上げるために簡略化した漢字「簡体字」を使用し、香港・台湾では従来の伝統的な漢字「繁体字」を使用しています。
中国本土では識字率を上げるために簡略化した漢字「簡体字」を使用し、香港・台湾では従来の伝統的な漢字「繁体字」を使用しています。
国または地域 | 人口 |
中国 本土(北京、上海ほか) | 簡体字 |
香港<中国特別行政区> | 繁体字 |
台湾 |
各地で利用されている検索エンジン
香港、台湾では日本同様、Googleのシェアが高いですが、中国本土では国産の検索エンジン百度(バイドゥ)が一番よく利用されています。
国または地域 | シェア1位 | シェア2位 |
中国 本土(北京、上海ほか) | 百度(バイドゥ)79.77% | 360捜索(ハオソゥ) 8.2% |
香港<中国特別行政区> | Google 79.74% | Yahoo香港 17.45% |
台湾 | Google 81.93% | Yahoo台湾 16.77% |
特殊な中国本土の検索事情
Googleは、かつて中国のネット検閲などの仕組みに対応せず、中国の検索市場から撤退せざるを得ませんでした。こうした背景もあり、国内のIT企業が開発した検索エンジンがシェアを維持し続けています。(※2016年9月現在、中国本土からはYoutube、Facebook、インスタグラムなどへのアクセスが制限され利用する事ができません)
Googleは、かつて中国のネット検閲などの仕組みに対応せず、中国の検索市場から撤退せざるを得ませんでした。こうした背景もあり、国内のIT企業が開発した検索エンジンがシェアを維持し続けています。(※2016年9月現在、中国本土からはYoutube、Facebook、インスタグラムなどへのアクセスが制限され利用する事ができません)