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ホームページ作成アドバイス[その3]
SEO知っておきたい5つのポイント

[1]SEOとは?

何度も耳にしているかもしれませんがSEOは「検索エンジン最適化」の略語です。
具体的に「最適化」とは何を指すのか?その解釈で取り組む対策が大きく異なります。
 
先般のSEOはサイト上にキーワードをできるだけ多く入れることで簡単に上位に表示されていました。しかし、そうするとキーワードが羅列されているだけの中身の薄いサイトが上位に表示されたり、それを悪用して全く違うサイトが表示されたりという問題がありました。GoogleやYahoo! といった大手検索エンジンはそのような問題を解決するために、検索結果を表示するアルゴリズムを更新し、ユーザーに対して有益なサイトを上位に表示させるような取り組みを続けていましたが、アルゴリズムが更新されるたびに、そのアルゴリズムの穴を見つけ、そこを利用することで上位表示をさせるというのがSEOの慣例になっていました。

しかし2012年にGoogleが“パンダアップデート”と呼ばれるアルゴリズムアップデートを行い状況が一変しました。これまで容易に上位表示が行えていたSEO対策がきかなくなっていきました。パンダアップデート前は“被リンク”がとても有効で、被リンクの数がある程度あれば上位に表示されておりました。しかし、このアップデートでは被リンクの質を見分けるようになり、質がいいリンクは重要視するが、質が悪いリンクは評価しないようになっていきました。さらに、サイトの中身がどれくらい充実しているかということを判断するようになり、中身の薄いサイトは上位表示されなくなっております。
 
Googleの検索エンジンはサイトの「品質」を評価するようになってきています。今後もこの動きはさらに強化されていくと思われます。
 
今からご紹介するSEOはサイトを上位に表示させるための施策というよりも、サイトを作成するうえで最低限必要な対策をご紹介いたします。

アルゴリズムとは?

検索エンジンがどういった基準や手順で、検索結果の順位を決定しているかの判断基準のことを指しています。検索エンジンは、皆さまが探している情報が、より詳しく、より検索キーワードにマッチした情報を掲載しているホームページを見つけ出し、上位ページに表示することを目的(お仕事)としています。
 
皆さまも日常の業務の中で、業務の効率化のためにさまざまな取り組みを行なっていると思いますが、検索エンジンも同じように、一番の目的(お仕事)である『閲覧者が最も求めているホームページの情報をキーワードを使った検索結果を通じて提供すること』をより正確に、より効率的に行うために、アルゴリズム(基準・手順)をアップデートし、日々進化・改善させています。

[2]ページタイトルについて

基本的なことですが、「【1】キーワードについて」でも説明しましたが、キーワードが含まれていないページは、そのキーワードで検索されても検索結果に表示されることはありません。ページタイトルにキーワードを入れることによって、検索エンジンにこのページはそのキーワードについてのページであるということを伝えることができます。
 
また、ページタイトルにはもう1つ重要な役割があります。それは、検索された際に、検索結果に表示されることです。検索結果は全角で30文字ほどしか表示されませんので、過度に長いタイトルは効果的ではありません。また検索した人がクリックしたくなるようなタイトルをつけるのも重要になってきます。
 
ページタイトルをつけるときのコツとして、重要なキーワードはなるべく先に入れるようにすることです。検索エンジンのアルゴリズムの中に先に出てくるキーワードほど重要なキーワードとして捉えるようになっております。ページタイトルを考える際は、最も重要なキーワードを先に入れ、なおかつクリックされるようなタイトルを考えないといけません。

[3]更新の重要性

上記「[1]SEOとは?」でも記載しましたが、Googleの検索エンジンはサイトの「品質」を評価するようになってきております。ですので、サイトの情報をいつも最新に保つことも「品質」を維持するという意味でとても重要です。
 
サイトの更新とは良質なコンテンツを追加・メンテナンスしていくという事です。

良質なコンテンツを定期的に追加し続けるというのは、難しいことかもしれません。まずは、日々の出来事などをブログ形式で更新してみたり、お客様の声を収集し記載したりと、できるところから始めてみるのはいかがでしょうか?

[4]スパムについて

スパムとは不正な方法で検索結果の上位に表示させる手段の総称です。Googleはスパムに対してインデックスの削除や順位の下落など、厳しい処分を取ります。どういったものがスパムと判断されるのかというと、キーワードを過度にサイト内に記載したり、隠しテキストを利用、まったく関連のないサイトへ転送したりという行為はスパムと判断されてしまいます。

一旦、スパムと認定されペナルティを科せられると、そのペナルティを外すにはかなりの手間や時間がかかります。ですので、怪しいSEOサービス(特に検索結果で上位表示を約束するようなサービスは怪しい)には安易に手を出さないのが得策です。
 
また、ディレクトリ登録サービスも若干怪しいです。そもそもディレクトリ登録する目的は被リンクを得ることになります。しかし、Googleはリンクを有料で購入することに否定的ですので、ディレクトリ登録についても評価されにくくなっていたり、実際にGoogleが特定のディレクトリ登録の販売会社に対して警告を行ったようです。
 
同じディレクトリ登録でもYahoo! が提供している「Yahoo!ビジネスエクスプレス」はGoogleからも認められているようです。どうしてもディレクトリ登録がしたいという場合は利用をオススメいたします。

[5]SNSとの親和性

FacebookやTwitterなどのSNSとSEOの関係ですが、今のところFacebookの「いいね!」の数がSEO的に評価されることはないようです。またFacebookのページはGoogleのクローラーでもすべてのページをクロールすることができないため、Facebook内の記事も評価の対象としていないようです。(2014年3月時点)
 
では、SNSがSEOにもたらす効果はどのようなことがあるのかというと、SNSに記載した記事はFacebook上の友人に発信され、友人の友人そのまた友人にと口コミのように広がっていきます。
 
そのうちにその記事に興味を持った人が、そのサイトを訪問する可能性があります。検索結果に直接影響はしませんが、口コミの効果は期待できます。サイト訪問の導線を増やすという意味ではとても有意義だと言えます。
 
また、今後Googleのアルゴリズムが変更される可能性もありますので、SNSのSEO的な効果が出てくるかもしれません。
 

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